「今の会社で頑張るのか、飛躍のために転職をするのか。ビジネスパーソンにとって、30代は『逡巡』の時期だとも言える」......。

このように様々なシチュエーションで見聞きする「逡巡」という言葉。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?

「逡巡する」ってどういうこと?「逡巡」の意味と使い方とは?
どうしようかなぁ……

「逡巡」の読み方と意味とは?

まずは言葉の読み方と意味の確認から。

「逡巡」の読み方は”しゅんじゅん”。少し難しい読み方なので注意しましょう。

意味は、”悩んだりためらうことで、最終的な意思決定や行動ができないこと”です。

「逡巡」(読み方:”しゅんじゅん”)の意味
  • ”悩んだりためらうことで、最終的な意思決定や行動ができないこと”

よく言えば「熟考」したり、「じっくりと考えること」になるのですが、悪く言えば「うじうじ」「ぐずぐず」したり「ああでもない、こうでもないと考えること」で、なかなか決断できないことになります。



「逡巡」の一例

例えば、多くのみなさんが経験したであろう受験校の決定。

第一志望校やすべり止めの学校をすんなりと決定できずに、悩んだ人も多いのではないでしょうか。

受験校の合格可能性はもちろんのこと、校風、受験日程、学費、制服の有無やデザイン、親の希望、友達はどこを受験するのかなどといったことを考えると、悩んだりためらってしまい、なかなか最終決定に至らなかったかもしれません。

このように”悩んだりためらうことで、最終的な意思決定や行動ができないこと”が、「逡巡」になります。

「逡巡」の基本的な使い方

基本的な使い方(基本パターン)は「逡巡する」という表現で用いられます。

「逡巡」の基本パターン
  • 「逡巡する」

「逡巡」を用いた具体的な文例

具体的な文例で確認しましょう。

「逡巡」を用いた具体的な文例
  • 思春期の「逡巡」と葛藤を経て、人は大人になっていく。
  • 当時、家族間でトラブルが生じたのだが、警察を介入させるべきか否かで「逡巡」し、結局何もできずにトラブルが拡大していった苦い思い出がある。
  • 俳優のA氏は、海外ドラマへの出演について「正直、恐れを抱き『逡巡』したが、やはりチャレンジしたいという気持ちどこかにあった」と述べている。
  • 当時、B総理は解散総選挙を行うか否か「逡巡」したそうだ。
  • リテール部門の閉鎖については長い「逡巡」があったと、社長は当時の雑誌インタビューで答えている。
  • そもそも他部署の私が介入してもいいものかと、当時の私は「逡巡」した。
  • 今の会社で頑張るのか、飛躍のために転職をするのか。ビジネスパーソンにとって、30代は「逡巡」の時期だとも言える。

このように用いられます。

”悩んだりためらうことで、最終的な意思決定や行動ができないこと”という意味がイメージできたでしょうか。

「逡巡」の同義語・類義語

「逡巡」に似た言葉には以下のような言葉があります。

「逡巡」の同義語・類義語
  • 「熟考」
  • 「躊躇」
  • 「ためらうこと」
  • 「じっくりと考えること」
  • 「ああでもない、こうでもないと考えること」
  • 「優柔不断な態度をとること」
  • 「煮えきらない態度をとること」
  • 「うじうじすること」
  • 「ぐずぐずすること」
  • 「先延ばしすること」


いずれにせよ、「逡巡」という言葉は様々なシチュエーションで見聞きする機会が多い言葉なので、社会人の教養として意味を知っておきたいところです。


以上、「逡巡」の意味と使い方についての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。

「逡巡」について深く知る参考リンク

※本記事は2017年2月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。


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