「戦国大名のA氏は、中年期以降に頭角をあらわした『大器晩成』型の人物である」「大相撲の力士であるDは典型的な『大器晩成』型であり、30代後半まで息の長い活躍を見せた」......。

このように様々なシチュエーションで用いられる「大器晩成」という四字熟語。

いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?

未完の大器と言わないで!「大器晩成」の意味と使い方とは?
君は大器晩成型かな?

「大器晩成」の読み方と意味とは?

まずは言葉の読み方と意味の確認から。

「大器晩成」の読み方は”たいきばんせい”。

「大器晩成」とは、”年齢を重ねてから活躍(あるいは成功)をすること”という意味で用いられる四字熟語です。

大きな器(=【大器】)を完成させるのには時間がかかる(=【晩成】)という故事(『老子道徳経』)に由来します。

「大器晩成」(読み方:”たいきばんせい”)の意味
  • ”年齢を重ねてから活躍(あるいは成功)をすること”

例えばプロスポーツ選手。年齢を重ねてからプロデビューしたり活躍した際に、スポーツ紙などでは「大器晩成型の人物(選手)」と表現します。

また、活躍(あるいは成功)をしていない人に対し「君は『大器晩成』タイプだから」と言ってなぐさめたり、活躍(あるいは成功)をしていない人が「俺は『大器晩成』タイプだから」と言って自分自身をごまかそうとする際にも用いられます。



「未完の大器」という表現もある

一方で、周囲から将来の活躍を期待されながら、いまだに芽が出ていない人物に対し「未完の大器」と呼ぶことがあります。

「未完の大器」(読み方:”みかん(の)たいき”)の意味
  • ”(特に若い頃に)周囲から将来の活躍を大きく期待されていたものの、いまだに活躍ができていない人物”

例えばプロ野球選手。

甲子園で活躍し鳴り物入りでプロ野球選手となったものの、期待通りに活躍できず二軍でくすぶっている選手に対し、スポーツ新聞などでは、この「未完の大器」という表現を用います。

「未完の大器」は、「大器晩成」とともに覚えておきたい言葉です。

「大器晩成」を用いた具体的な文例

具体的な文例で確認しましょう。

「大器晩成」を用いた具体的な文例
  • 戦国大名のA氏は、中年期以降に頭角をあらわした「大器晩成」型の人物である。
  • ボクシングのB選手は、20代後半でプロデビューした「大器晩成」型の選手であった。
  • サッカーのC選手は「大器晩成」型の選手で、30代を過ぎてから世界的に注目されるようになった。
  • 大相撲の力士であるDは典型的な「大器晩成」型であり、30代後半まで息の長い活躍を見せた。
  • Eという競走馬は、5歳の秋から8歳の春にかけてGI2勝を含む重賞7勝を挙げるなど、「大器晩成」型の競走馬であった。

このように用いられます。

「大器晩成」の同義語・類義語

同義語・類義語にはどのような言葉があるでしょうか?

「大器晩成」に似た言葉には「年齢を重ねてから活躍(成功)をする」や「活躍(成功)した年齢が遅い」などといった表現があります。

「大器晩成」の同義語・類義語
  • 「年齢を重ねてから活躍(成功)をする」
  • 「活躍(成功)した年齢が遅い」


いずれにせよ、「大器晩成」という言葉は様々なシチュエーションで用いられる言葉なので、社会人の教養として意味を知っておきたい四字熟語です。

ビジネスパーソンとしては、「あいつは未完の大器だ」と言われないようにしたいものですね。


以上、「大器晩成」の意味と使い方についての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。

「大器晩成」について深く知る参考リンク

※本記事は2017年2月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。


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