”いどう”の使い分けは大丈夫?

「大阪への出張は高速バスで”いどう”した」「Aさんは、今度の人事”いどう”で海外支社へ転勤するのではないかと噂されている」......。

このような文脈においては「移動」と「異動」、いったいどちらを用いればよいのでしょうか?。

つい油断すると混乱してしまう「移動」と「異動」。ここでは二つの言葉の意味の違いについて考えてみたいと思います。

人事”いどう”はどっち?「移動」と「異動」の意味の違いとは?
サハリン支社ってどこにあるんですかっっっっ!

「移動」の意味とは?

どちらも”いどう”と読む「移動」と「異動」。

まずは先に、「移動」の意味の確認からしましょう。

「移動」とは、”人やモノの位置が変わることや動くこと”という意味。

「移動」(読み方:”いどう”)の意味
  • ”人やモノの位置が変わることや動くこと”

物理的に人やモノが動く場合には、こちらの漢字を用います。

「移動」を用いた具体的な文例

「移動」を用いた具体的な文例についても見てみましょう。

「移動」を用いた具体的な文例
  • 大阪への出張は高速バスで「移動」した。
  • 隣の部屋へ「移動」してください。
  • 課長はA社へと「移動」中だ。

このように用いられます。

私たちが普段の会話で”いどう”という言葉を用いる場合、たいていがこちらの「移動」なのではないでしょうか。



「異動」の意味とは?

続いて「異動」という言葉の意味。

「異動」とは、主に”職場において職務や役職が変わること”といった意味になります。

「異動」(読み方:”いどう”)の意味
  • ”職場において職務や役職が変わること”

会社員や教職員、公務員、研究者などの配置転換や昇進、降格(さらには新規採用、退職まで)といった、人事”いどう”という言葉は、「移動」ではなく、こちらの「異動」の字を使います。

「異動」を用いた具体的な文例

「異動」という言葉を用いた具体的な文例についても見てみましょう。

「異動」を用いた具体的な文例
  • Aさんは、今度の人事「異動」で海外支社へ転勤するのではないかと噂されている。
  • 3月×日、B社では春の人事「異動」が発令された。
  • 今春の○○県の定期人事「異動」における教職員の「異動」総数は、約800人であった。

このように用いられます。


いずれにせよビジネスパーソンとしては、”職場において職務や役職が変わる”ケースにおいては、「移動」ではなく「異動」という言葉を用いる、と覚えておけばまず大丈夫でしょう。


以上、「移動」と「異動」の意味の違いについての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。

「移動」と「異動」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年12月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。


関連記事

「務める」「努める」「勤める」…”つと(める)”の意味と使い方の違いとは?
「回答」?「解答」?”かいとう”の意味の違いと使い方とは?
「収める」「納める」「修める」「治める」…”おさ(める)”の意味と使い方の違いとは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
タグ: 同音異義語