”人々が悲しみに包まれ、沈黙が支配すること”

「人気アイドルとヒルズ族社長の熱愛発覚でファンは『お通夜状態』に」「視聴率が低迷中の〇×テレビは局内が『お通夜状態』だ」......。

このように最近様々なシチュエーションでで見かけるようになった「お通夜状態」という言葉。

元々はインターネットが発祥のネットスラングのようですが、この「お通夜状態」という言葉には、いったいどのような意味や使い方があるのかをここでは説明します。

沈黙が支配する!「お通夜状態」の意味と使い方とは?
ハッ! これはまさにお通夜状態!!!

「お通夜」の意味とは?

まず先に「お通夜」という言葉の確認からしましょう。

「お通夜」の読み方は”(お)つや”。

「お通夜」とは、”人が亡くなり葬儀を行う前に家族や親類、知人といった故人に縁のある人々が集まり、故人を偲(しの)ぶ儀式”のこと。

「お通夜」(読み方:”(お)つや”)の意味
  • ”人が亡くなり葬儀を行う前に家族や親類、知人といった故人に縁のある人々が集まり、故人を偲(しの)ぶ儀式”

「お通夜」の会場内は悲しみに包まれ、沈黙が支配します。



「お通夜状態」の意味とは?

そして本題の「お通夜状態」。

「お通夜状態」とは、”(特に予期できない出来事に接し)人々が悲しみに包まれ、沈黙が支配すること”を意味する言葉です。

「お通夜状態」(読み方:”(お)つやじょうたい”)の意味
  • ”(特に予期できない出来事に接し)人々が悲しみに包まれ、沈黙が支配すること”

「お通夜」の会場の、静まりかえりシーンとしている様子を思い浮かべると理解しやすいでしょう。

当然ながらポジティブな文脈ではなく、常にネガティブな文脈で用いられる言葉になります。

「お通夜状態」という言葉の普及はまとめサイトの影響!?

以前から、多くの人々が暗く沈んだ様子を表現するのに「まるでお通夜のようだ」や「お通夜のような状態だ」といった比喩表現はありました。

しかし「お通夜状態」という言葉が一般的に使われるようになったのは2010年代に入ってから。

インターネット上のまとめサイトなどが、静まりかえりシーンとしている様子を揶揄するためにタイトルに「お通夜状態」という言葉を使ったのがはじまりのようです。

それが Twitter など SNS により拡散、現在のように一般的に使われる言葉になりました。

「お通夜状態」という言葉を用いた具体的な文例

「お通夜状態」を用いた具体的な文例についても見てみましょう。

「お通夜状態」を用いた具体的な文例
  • 今年のセンター試験の英語は傾向が変わり難易度も上昇したため、試験会場は「お通夜状態」だったそうだ。
  • 人気アイドルとヒルズ族社長の熱愛発覚でファンは「お通夜状態」に。
  • 王者が挑戦者に秒殺負けし、会場は「お通夜状態」となった。
  • 視聴率が低迷中の〇×テレビは局内が「お通夜状態」だ。

このように用いられます。「お通夜状態」のイメージが湧いたでしょうか?

繰り返しますが、”(特に予期できない出来事に接し)人々が悲しみに包まれ、沈黙が支配すること”。それが「お通夜状態」の意味となるのです。

「お通夜状態」の同義語・類義語

「お通夜状態」に似た言葉には「沈黙」や「無言」、「だんまり」などといった言葉があります。

「お通夜状態」の同義語・類義語
  • 「沈黙」
  • 「無言」
  • 「だんまり」

いずれにせよ、「お通夜状態」という言葉はあくまで静まりかえりシーンとしている様子を陰で揶揄するネットスラング。

社会人の常識としてパブリックな場面での使用は控えたいところです。

客先で、「いやーみなさん黙々とお仕事をされて、業績も悪いみたいですし、なんだか『お通夜状態』みたいっすねアハハ」などと口を滑らせて顰蹙をかわないようにしてくださいね!

以上、「お通夜状態」の意味と使い方についての説明でした。ビジネスパーソンのみなさんの参考になれば幸いです。

※本記事は2016年11月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。


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