「私たちは《インターネットの力で世界を変える》ことを『ミッション』に掲げ、様々な事業展開を行っています」「今回、契約店舗様の利益を最大化させることを『ミッション』としたチームを立ち上げた」......。

このように、最近、ビジネス関連の記事やビジネスシーンで見聞きする機会が増えた「ミッション」という言葉。

どこかしらカッコいい響きを持つ言葉ですが、ここではビジネスの世界で使われる「ミッション」には、いったいどのような意味があるのかを考えてみたいと思います。

ビジネスの世界で用いられる「ミッション」の意味と使い方とは?
ミッションインポッシブルだけど頑張ってね!

英単語 mission に由来するカタカナ語「ミッション」

私たちがビジネスシーンでよく目にする「ミッション」は、英語の mission を語源とする言葉。

英単語 mission は大学受験レベルに相当する英単語なので、意味を知っている人も多いでしょう。

英単語 mission には、”使命”や”任務”、”役割”などといった意味があります。

英単語 mission の意味
  • ”使命”
  • ”任務”
  • ”役割”

ビジネスの世界で用いられる「ミッション」の意味も、基本的にはこれらの意味となります。



ビジネスの世界で用いられるカタカナ語「ミッション」の意味とは?

最近、ビジネス関連の記事やビジネスシーンで「ミッション」という言葉を見聞きする機会が増えました。

ビジネスの世界で用いられるカタカナ語「ミッション」は、基本的には英単語 mission と同様に”使命”や”任務”、”役割”といった意味で用いられます。

中でも特に IT 企業が「ミッション」という言葉を好んで使う傾向にあるようです。

IT 企業がカタカナ語「ミッション」という言葉を用いる際には、多くの場合”企業が社会的に果たすべき使命(役割)”、もしくは”企業内の組織・チームが果たすべき任務”といった意味であることがほとんどです。

ビジネスの世界で用いられるカタカナ語「ミッション」の意味
  • ”企業が社会的に果たすべき使命(役割)”
  • ”企業内の組織・チームが果たすべき任務”

確かに”使命”や”任務”、”役割”といった言葉を用いるよりも、「ミッション」を使った方がなんだかカッコよくてイケてる感じがしますね。

ビジネスシーンにおける「ミッション」の使い方(文例)

具体的な文例も見てみましょう。

「ミッション」という言葉を用いた具体的な文例
  • 私たちは《インターネットの力で世界を変える》ことを「ミッション」に掲げ、様々な事業展開を行っています。
  • 弊社は教育分野において、多くの人の知的好奇心を刺激することを「ミッション」としたサービス開発に取り組んでおります。
  • 今回、契約店舗様の利益を最大化させることを「ミッション」としたチームを立ち上げた。

と、このようにビジネスシーンで「ミッション」は、特に IT 企業の新卒採用や中途採用での求人情報や、IT 企業の事業内容を紹介する会社案内などにおいて、よく用いられる言葉となります。

ビジネスの世界で用いられる「ミッション」の同義語・類義語

「ミッション」に似た言葉には、先ほど意味の部分で挙げた「使命」や「任務」、「役割」以外にも、「(最終的な)目標」や「(最終的な)目的」などといった言葉があります。

ビジネスの世界で用いられる「ミッション」の同義語・類義語
  • 「使命」
  • 「任務」
  • 「役割」
  • 「(最終的な)目標」
  • 「(最終的な)目的」

場面によっては、これらの言葉に言い換えたほうがよいケースもあるでしょう。


いずれにせよ、「ミッション」という言葉はビジネスシーンでもよく用いられる言葉なので、社会人の常識として意味を知っておきたいところ。

しかし、あまり使い過ぎると相手にくどい印象を与えてしまうケースもあるので、くれぐれも使い過ぎには注意してくださいね。


以上、ビジネスの世界で用いられる「ミッション」の意味と使い方についての説明でした。みなさんの参考になれば幸いです。

ビジネスの世界で用いられる「ミッション」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年12月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。


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