「新商品の開発には膨大な『リソース』が費やされる」「営業部門における『人的リソース』の不足は深刻だ」......。
このようにビジネス系の記事やビジネスシーンで見聞きする機会が多い「リソース」という言葉。
ビジネスシーンで使われるカタカナ語「リソース」には、いったいどのような意味があるのでしょうか?
英単語 resource に由来するカタカナ語「リソース」
私たちがビジネスシーンでよく目にする「リソース」は、英語の resource を語源とする言葉です。
英単語 resource は大学受験レベルに相当する英単語なので、知っている人も多いでしょう。
英単語 resource には、主に"資源"という意味があります。
- "資源"
カタカナ語「リソース」の意味とは?
ビジネスシーンで用いられるカタカナ語「リソース」は、英単語 resource の意味そのままに"資源"という意味で用いられます。
- "資源"
会社の資源はヒト・モノ・カネ
一般的に会社の"資源"は、「ヒト(=労働者)」・「モノ(=商品を生み出すためのあらゆるもの)」・「カネ(=キャッシュ)」の3つだとされます。
ビジネスシーンで、単に「リソース」あるいは「経営リソース」と言えば、主にこの3つを意味していると考えるとよいでしょう。
また、他にも「人的(ヒューマン)リソース」と言えば労働者のこと、「外部リソース」ならば社外の"資源"、「リソース管理」は"資源"を管理するといった意味になります。
- 「経営リソース」 = ヒト・モノ・カネ
- 「人的(ヒューマン)リソース」= 労働者
- 「外部リソース」= 社外の"資源"
- 「リソース管理」= "資源"の管理
「リソース」の使い方(文例)
ビジネスシーンにおいて、「リソース」はどのように用いられるのでしょうか。
具体的な文例を見てみましょう。
- 新商品の開発には膨大な「リソース」が費やされる。
- 限られた「リソース」の中で目的を達成しなければならない。
- 営業部門における「人的リソース」の不足は深刻だ。
- 「人的リソース」が不足する場合は、社外に業務を委託するなど「外部リソース」を有効活用しなければならない。
- 市場で新商品の認知度を向上させるためにも、多くの「リソース」を割く必要がある。
- A社を買収することで e コマースを強化する「リソース」を手に入れたことになる。
このように「リソース」という言葉は用いられます。
繰り返しますが、ビジネスシーンにおいて「リソース」という言葉が用いられた場合、主に「ヒト(=労働者)」・「モノ(=商品を生み出すためのあらゆるもの)」・「カネ(=キャッシュ)」を思い浮かべれば、まず間違いありません。
「リソース」の同義語・類義語
「リソース」に似た言葉は、やはり「資源」になるでしょう。
- 「資源」
いずれにせよ、「リソース」という言葉はビジネスシーンでもよく用いられる言葉なので、社会人の常識として意味を知っておきたいところです。
以上、「リソース」の意味についての説明でした。参考になれば幸いです。
※本記事は2016年8月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。