「『汎用リモコン』って便利だよね」「この製品は『汎用性』が高いよな」......。
生活する中でも見聞きすることが多い「汎用」という言葉。
「汎用」という言葉を聞いたことはあるけれど、実は意味をよく知らないというビジネスパーソンも少なくないでしょう。
「汎用」の読み方と意味とは?
まずは「汎用」の読み方と意味の確認から。
「汎用」の読み方は"はんよう"。
「汎用」には、"特定の用途に限定せず、何にでも用いることができる"という意味があります。
ちなみに『明鏡国語辞典』では、"一つのものを広くいろいろな方面に用いること"と定義しています。
- "特定の用途に限定せず、何にでも用いることができる"
- "一つのものを広くいろいろな方面に用いること"(引用:『明鏡国語辞典』)
「汎用」キーワードは"オールマイティ"、"万能"
一般的には、"オールマイティな優れもの"や"万能なもの"に対して「汎用」という言葉を用います。
そう、「汎用」のキーワードは"オールマイティ"、"万能"になるのです。
「汎用」を用いた言葉の例
次は「汎用」を用いた言葉の例について見てみましょう。
身近なものでは、テレビやエアコンなどメーカーを問わず利用できる"オールマイティな"リモコンである「汎用リモコン」が、「汎用」のわかりやすい例となるかもしれません。
- 「汎用リモコン」
=テレビやエアコンなどメーカーを問わず利用できるリモコン - 「汎用エンジン」
=様々な用途に用いることができる多目的エンジン - 「汎用スマートフォンケース」
=機種を問わず利用できるスマートフォンケース - 「汎用化」
=特定の用途に用いていた製品を多目的に使用できるようにすること
「汎用」という言葉を見て、"オールマイティ"や"万能"といったイメージが湧いてきたら、ほぼ「汎用」という言葉を理解したと言ってもよいでしょう。
また、これらの言葉の他にも「汎用品(=軍事用など特殊な目的に用いるものではない一般消費者向けの製品)」や「汎用品トナー(=プリンタにおける純正品ではないノーブランドトナー)」などといった「汎用」を用いた言葉があります。
「『汎用性』が高い」の意味とは?
「汎用」を使った表現のひとつに「『汎用性』が高い」というものがあります。
なんだか難しそうな表現ですが、「汎用」の意味がわかっていれば、この「『汎用性』が高い」の意味はすぐに理解できるでしょう。
すなわち......
- "何にでも用いることができる"
- "広くいろいろな方面に用いることができる"
- "オールマイティな優れものである"
- "万能なものである"
このような意味となるのです。
ちなみに「凡庸性」は間違いなので注意しましょう。
いずれにせよ、ビジネスパーソンとして「汎用」という言葉の意味を知っておいて損はありません。
「汎用」という言葉には、"オールマイティ"や"万能"といったイメージを持っておきましょう。
以上、「汎用」の意味についての説明でした。参考になれば幸いです。
※本記事は2016年7月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。
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