”プロジェクトなどを開始する際の一番初めの会議”のこと
「今日は『キックオフミーティング』でした!」「○月×日、『キックオフミーティング』を開催します」。
最近、このようにビジネスシーンでもよく聞く言葉となった「キックオフミーティング」。
「キックオフミーティング」という言葉には、いったいどのような意味があるのか、ここでは再確認してみたいと思います。
「キックオフ」の本来の意味とは?
まず先に、「キックオフ」の本来の意味を確認しましょう。
「キックオフ(Kick-off)」とは、サッカーやアメリカンフットボールで、”プレーを開始したり(一時中断していたものを)再開する”際に用いられる言葉です。
簡単に言えば、”スタート”のことですね。
- ”プレーを開始したり(一時中断していたものを)再開する”際に用いられる言葉
最近、この「キックオフ」という言葉が「ミーティング(meeting)」の前につく、「キックオフミーティング(Kick-off meeting)」をビジネスシーンでよく聞くようになりました。
「キックオフミーティング」の意味とは?
ビジネスシーンで用いられる「キックオフミーティング」は、主に何かしらの”プロジェクトを開始する際の一番初めの会議や集まり”のことを意味します。
サッカーやアメリカンフットボール同様に、これからプロジェクトを開始するということで「キックオフ」がつけられているのです。
- ”プロジェクトなどを開始する際の一番初めの会議や集まり”
この「キックオフミーティング」という言葉は、使い勝手がよい言葉でもあるため、多種多様な集まりの初回を指す際に好んで用いられます。
ちなみに、「キックオフミーティング」以外に「キックオフ」を用いた言葉には、イベントの開催を記念して、イベントの前日や直前に実施される「キックオフイベント」などがあります。
- ”イベントの開催を記念して、イベントの前日や直前に実施される集まり”
(いわゆる”前夜祭”のようなものを指すことが多いが、明確な定義はない)
「キックオフミーティング」では何をするの?
「キックオフミーティング」では、メンバー(あるいは参加者)の自己紹介やプロジェクトの内容の確認、ミッション(使命)や最終的なゴール(目標)の確認などが行われます。
他にも飲食をしながらメンバー同士で歓談を行う……といったこともあるようです。
- メンバーの自己紹介
- プロジェクトの内容の確認
- ミッション(使命)や最終的なゴール(目標)の確認
「キックオフミーティング」を行う目的は、メンバー同士のアイスブレイクや一体感の醸成だと言ってもよいでしょう。
ビジネスシーンで使われるその他の「ミーティング」
「キックオフミーティング」以外に、 ビジネスシーンで使われる様々な「ミーティング」についても見てみましょう。
- 「セールスミーティング」
=”販売に関する会議” - 「オフサイトミーティング」
=”現場を離れた場所で実施される会議” - 「スタンドアップミーティング」
=”席に座らずに起立したまま行われる会議” - 「スモールミーティング」
=”企業の経営陣と機関投資家やアナリストらとのミーティング” - 「トップミーティング」
=”M&A交渉における譲渡側の経営陣と買収側の経営陣との交渉”
このようなものがあります。これらの言葉は、ビジネスパーソンとして覚えていても損はないかもしれません。
いずれにせよ、「キックオフミーティング」という言葉はビジネスシーンでもよく用いられる言葉なので、社会人の常識として意味を知っておきたいところです。
以上、「キックオフミーティング」の意味についての説明でした。参考になれば幸いです。
※本記事は2016年7月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。