「プロジェクトの『進捗』率はどうなっている?」「作業の『進捗』状況を報告する」......。

ビジネスシーンで見聞きする機会が多い「進捗」という言葉。いったいどのような意味や使い方があるのでしょうか?

大学生と社会人を隔てる言葉!?「進捗」の意味と使い方とは?
進捗状況はどう?

「進捗」の読み方と意味とは?

まずは「進捗」の読み方と意味の確認から。

「進捗」は、"しんちょく"と読みます。

そして「進捗」の意味は、"(仕事などが)進みはかどる様子"。

ちなみに「捗」という漢字は「捗る」と送り仮名をふると、"はかど(る)"と読みます。

【「進捗」(読み方:"しんちょく")の意味】

・"(仕事などが)進みはかどる様子"



「進捗」の基本的な使い方

続いて「進捗」という言葉の使い方を見てみましょう。

単に「進捗する」と言えば、"(仕事などが)進みはかどる様子"を指します。

また、"(仕事などの)進み具合"という意味を持つ「進捗状況」や「進捗度合い」、"(仕事などの)進み具合"を報告したり管理する「進捗報告」「進捗管理」、"計画に対する達成率"である「進捗率」といった言葉があります。

「進捗」の基本パターン
  • 進捗する
  • 進捗状況
  • 進捗度合い
  • 進捗報告
  • 進捗管理
  • 進捗率

これらの言葉は、いずれもビジネスシーンでよく用いられる言葉です。

「進捗」を覚えにくいという人は、"進み具合"で覚えてもよいでしょう(「進捗」に似た言葉には「進行」があります)。

「進捗」を用いた文例

「進捗」を用いた具体的な文例についても見てみましょう。

「進捗」の文例
  • 仕事が「進捗」する。
  • 作業の「進捗」状況を報告する。
  • 作業の「進捗」率は50%程度だ。
  • プロジェクトの「進捗」が遅い。

このように「進捗」という言葉は用いられます。

「進捗」は大学生と社会人を隔てる言葉!?

一般的に「進捗」は大学生と社会人を隔てる言葉だと言われます。

社会人になって初めて「進捗」という言葉を聞いて、あわてて辞書を引く新入社員も少なくないようです。

いずれにせよ、「進捗」という言葉はビジネスシーンでよく用いられる言葉なので、特に新入社員は社会人の常識として意味を知っておきましょう。


以上、「進捗」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

「進捗」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年7月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。


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