「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」......。

挨拶文などの手紙文・ビジネス文書でエース級の大活躍をしてくれるのが「ご高配(御高配)」の表現。

ここでは「ご高配」の意味と使い方を説明します。

挨拶文でエース級の大活躍!「ご高配」の意味と使い方とは?

「高配」の意味とは?

まずは「高配」という言葉の読み方と意味の確認から。

「高配」の読み方は"こうはい"。「配」という漢字がついていることからピンとくるかもしれませんね。そう、「高配」とは"相手の配慮や心配り"を意味する言葉です。ポイントは自分の配慮ではなく相手の配慮である点。

ちなみに『広辞苑』では、"他人の配慮の尊敬語"と定義されています。

いずれにせよ、「高配」="相手の配慮の敬語表現"と覚えておくと理解しやすいでしょう。

「高配」(読み方:"こうはい")の意味
  • "相手の配慮や心配り"
  • "他人の配慮の尊敬語"(引用:『広辞苑』第五版)

このような意味を持つ「高配」。挨拶文などの手紙文・ビジネス文書では、「ご高配(御高配)」という形で用いられエース級の大活躍をします。



「ご高配」の基本的な使い方

「ご高配」を用いた基本パターンを見てみましょう。

「ご高配に預(あず)かる」「ご高配を賜(たまわ)る」が「ご高配」を用いた文の基本パターンとなります。

「ご高配」の基本パターン
  • ご高配に預(あず)かる
  • ご高配を賜(たまわ)る

ビジネスシーンにおいては「ご高配を賜(たまわ)る」が好まれて用いられているようです。

また、挨拶文などの手紙文・ビジネス文書では「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」の一文が、前文の定番フレーズとして頻繁に使用されます。

「ご高配」の定番フレーズ
  • 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

このような一文をFAXなどの送付状で用いられているのを見たことがあるのではないでしょうか?

「ご高配」の文例

実際に「ご高配」を用いた文例をいくつか見てみましょう。

「ご高配」は主に前文と末文で使用されます。

まず前文での具体的な文例から。拝啓などの頭語、時候の挨拶の後に登場します。

「ご高配」の文例(前文)
  • 拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。また、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
  • 拝啓 貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。また、平素は弊社業務に関し毎々格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
  • 拝啓 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。 また、皆様には日頃より当社グループ業務に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
  • 拝啓 新春の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
  • (※「ご清栄」「ご盛栄」→企業の顧客相手、「ご清祥」「ご健勝」→個人の顧客相手に用いるとよいという意見がある)

続いて末文での具体的な文例です。

「ご高配」の文例(末文)
  • ここに謹んでご報告申し上げますとともに、これまでの皆さまのご支援ご高配に心より感謝申し上げます。

もちろん文中でも「ご高配」は用いられます。

「ご高配」の文例(文中)
  • これもひとえに、多くの関係者の皆様のご支援ご高配の賜物であると心より感謝申し上げます。

「ご高配」はお願いするものではない?

一部では、"相手の配慮や心配り"である「ご高配」は相手に対して求めるものではないという意見があります。

例えば、末文で用いられる以下のような文は誤用ではないかというものです。


  • 今後とも何卒ご高配賜りますよう、お願い申し上げます。
  • 本年もいっそうのご高配を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。

これらの文章は依頼文などでは慣用的に用いられるフレーズであるため、一概には誤用であるとは言い切れません。

しかし、もし心配であるなら、「お引き立て」「ご愛顧」「ご支援」「お力添え」といった言葉に言い換えてみるとよいでしょう。

「ご高配」を求める際の言い換え例
  • 今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。
  • 本年もいっそうのご愛顧を賜りたく、お願い申し上げます。

「ご高配」の同義語・類義語

「ご高配」に似た言葉には「お気遣い」「お心遣い」「ご心配」「ご配慮」「ご配意」などがあります。

挨拶文などの手紙文・ビジネス文書の前文や末文で用いられる言葉では、先ほど挙げた「お引き立て」「ご愛顧」「ご支援」「お力添え」以外にも"相手の思いやりのある心"を意味する「ご厚情(御厚情)」があります。


以上、「ご高配」の意味と使い方についての説明でした。参考になれば幸いです。

「ご高配」について深く知る参考リンク

※本記事は2016年5月時点の情報を元に執筆されたものです。あらかじめご了承ください。


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